オーバーブロー(倍音)について
皆さんこんにちは、スワブ工房のスタッフです。
桜が少しずつ咲いてきましたね。(●´▽`●)
今回は、オーバーブロー(倍音)について紹介します。
倍音とは、振動数が基音の整数倍であるような上音です。弦または、空気柱の振動の場合に部分音として含まれるものは、倍音である。
音楽では、ある振動数の音に対してそのn倍の振動数を第n倍音と言います。通常の楽器の音は、基音と倍音が複合したものである。
倍音には、基本となる周波数の何倍になっているのか?つまり倍数によって「第〇倍音」と呼ばれます。もし基音だったら第2倍音、3倍だったら第3倍音という具合です。
オーバーブローによって生じた音は、バロックトランペットを思わせる音色のために「クラリーノレジスター」と呼ばれるようになりました。(バロックトランペットの奏法は、「クラリーノ奏法」すなわち自然倍音からのみ成る音階を発達させたもの)
クラリネットは、1740年頃になり実際的な演奏で使用されるようになりましたが、まもなくあらゆるオーケストラで非常に重要な楽器となりました。
デンナーは、楽器工房を開きましたがヤコブ・デンナー(1681‐1735)ら息子の代に躍進しました。
今日、少なくとも68のデンナーの工房に由来する楽器が残っています。
今回は、オーバーブロー(倍音)について紹介しました。
次回も見て頂けると嬉しいです。