世界のテーブルウェアの歴史と違い

どうも!スワブ工房HP担当の山ちゃんです!

先日「ランチョンマットのメリット」を紹介する記事を書いていたとき

ランチョンマット等の食卓に使われる道具を「テーブルウェア」と総称することを知りまして..

今回は、その「テーブルウェア」に まつわる話をしていこうと思います!


世界のテーブルウェア


突然ですが、フランスというと『フレンチ料理』ですよね!

オシャレなフランス料理は、高級ディナーの定番ではないでしょうか?

そして、やはり厳しめな食事マナーにも「フランス」の歴史を感じるわけで..

と、言いたいところですが、実はフランスでは12世紀ごろまで食事を手づかみで食べていたのです!!

(12世紀頃とは 日本でいうと..鎌倉時代あたりですね)

えぇー!んなバカな!と思うかもしれませんが、これは事実。

その頃のフランスでは「ローストした肉に茹で野菜」というような質素な食事メニューが中心、食事は手づかみで行い、食後汚れた手はテーブルクロスで拭き取るという..。

まぁ、今では考えられないような状況でした。

また庶民だけでなく、王族でさえも食事は手づかみで行ったと言われているのですから驚きです!

さぁそんなフランスに、フォークを始めとするカラトリー、各種テーブルウェア、テーブルマナーが伝わったのは..今から約480年前の1533年..長い歴史を見れば意外と最近のことなのです。

(日本では安土桃山時代あたり..まぁ織田信長さんが空前絶後の大活躍してる時代です!)

さて、その1533年にフランスで何が起きたのかというと..

当時フランス王であったアンリ二世と、イタリアのメディチ家のカトリーヌ との結婚がありました。

そう..フランスでのテーブルウェアや、テーブルマナーのルーツは『イタリア』だったのです。

ちなみに、フレンチのルーツもイタリア料理と言われています。

(イタリアから来たカトリーヌが、フランスに料理を伝えたということですね!)

さて、このメディチ家..東方との香辛料取引で巨万の富を得ていました。

そのお蔭で以降フランスでも、砂糖や香辛料(当時は金と同価値)を簡単に手にすることが出来るようになったと伝えられています。(メディチ家..強すぎるっ..!)

また、カトリーヌは料理方法だけではなく貴族たちに食事のマナーについても伝えたと言われています。

その結果..イタリア同様に、フランスでもフォークを使うようになり、テーブルマナーも実践するようになったのです。


日本のテーブルウェア


さて、日本でのテーブルウェアの歴史はどうなのでしょうか?

実は、日本のテーブルウェアの歴史は古くからあります。

例えば..現代では、誰もが使う「箸」

その歴史は長く、今から1400年前の飛鳥時代には既に存在していたと言われています。

飛鳥時代というと、聖徳太子が活躍したころですね!

一説には、小野妹子が中国から持ち帰ってきた箸の文化を、聖徳太子が実践したことで朝廷を中心に広がったと言われています。

平安時代頃には、箸の文化は庶民にも広がり、この頃には箸を売る商売人も存在していたと言われています。

ちなみに、鎌倉時代には「匙(さじ)」が廃れ、食事に使用するのは箸だけとなりました。(正直、箸が便利すぎたから仕方ない。)

また、鎌倉時代の箸の使い方も現代と大差なかったようです。

※箸のルーツには諸説あり、古墳時代がルーツであるというもの等々色々あるようですね。

その他にも、1200年前の平城京跡から『ヒノキで作られた折敷』が発見されたり、

(折敷とは..現代でも茶会等で使用される膳のこと)

当時の庶民が使用していたであろう『ムシロやゴザを使用して作成されたランチョンマット』等々のテーブルウェアも発掘されています。


まとめ


いかがでしたか?

今回は、ランチョンマットや、箸、フォーク等々を始めとする『テーブルウェア』について、世界の歴史と違いを紹介してきました!

また次回お会いしましょう!

では!(∩´∀`)∩

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