クラリネット 割れ対策
皆さんこんにちは、🍎です(o^―^o)ニコ
最近朝、夜が冷え込むようになってきましたね(+o+)
本日は、クラリネットの割れる原因と対策についてまとめてみました!!
参考までにご覧ください<(_ _)>
【割れる原因】
そもそも楽器が割れる原因はなんだと思いますか?
原因は大きく分けて2つあります。
それは温度差と乾燥です。
これらの状況を回避すれば割れる可能性を低くすることができます。
【温度差】
クラリネットは木製ですよね?
木は暖められると膨らみ、冷えると縮む性質を持っています。
人の吐く息は暖かいので、息を楽器に吹き入れると管の内側が暖められ膨張します。
しかし外側は冷たいままなので、管の内側は膨らんでいく。一方、外側は縮んだままという状態が生じます。
この差がどんどん大きくなり木が耐えられる強度を超えた瞬間、「パキッ」っと割れてしまうんですね😭
これが1つ目の割れの原因の正体です。
【乾燥】
果物や野菜は、保存用に乾燥させると縮みますし、人の肌も乾燥しすぎるとひび割れが起こったりしますよね?
これと同じことが木でも起きるのです。
その結果、木は乾燥して割れてしまうのです😢
なので極端に湿度の低い部屋は要注意です。湿度が20〜30%を切るような部屋では適度に加湿するようにしましょう。
要は温度差と乾燥が生じる状況を回避すれば良いのです❣❣
対策Ⅰ 【楽器の外側を暖める】
寒い時期は、楽器に息を入れる前に上管の上部を手のひらで軽く握って暖めます。
レジスターキーやトリルキー、左手人差し指で押すラのキー周辺が最も割れやすい箇所なので、その辺りを暖めてから吹くようにすると良いと思います(⌒∇⌒)
対策Ⅱ【暖房・冷房の風を避ける】
この状況は、極力避けましょう!!
エアコン等の場合は風向きの調整ができると思うので、楽器に当たらないように調整しましょう。
エアコンは常に最も上向き(床と水平)になるように風向きを調整したり、状況によって真下へ向けても良いと思います。
対策Ⅲ【極端に低湿度の部屋で使用しない】
楽器にとって高湿度は敵です。調整が狂うし楽器やリードが水分を吸ってしまって鳴りが悪くなります😭
しかし極端な低湿度も割れの原因になってしまいます。
湿度は、40〜50%が楽器も良く鳴り割れの可能性も少ない適度な湿度なのではないかなと思います。
湿度30%を切るとリードも乾燥でバリバリになってきてしまいますからね💦
対策Ⅳ【吹き終わったらすぐケースに入れる】
たくさん練習して吹かれた楽器の管体は多くの水分を含んでいる状態です。その後、吹くのをやめるとその水分が徐々に空気中に放出されていきます。
楽器がそのまま放置されると部屋の状況によってはかなりのスピードで水分が放出されてしまうことになります。
急激な変化は木に負担をかけてしまいます。なるべくゆっくり水分を放出して貰った方が木にとっては優しいですよね。
ケースに入れることによってそのスピードを抑えられるそうです。
部屋に放置したくらいで割れるということはそうそうありませんが、乾燥や低温、冷暖房の風から守ることができるので、私はなるべくこまめにケースに入れるようにしています。
対策Ⅴ【こまめにスワブを通す】
上記で管体が水分を吸うというお話をしましたが、なるべく管体が水分を吸わないようにするのが一番です。
楽器を吹いていると管の中に結露が溜まります。
これを放置すると管体がどんどん水分を吸って膨張してしまいますので、スワブを通して水分を除去してあげてください。
10〜15分に一度くらいは通すと良いようです。
それでも【形ある物いつかは壊れます】
ここまで対策を説明してきたのに何それ!?と思われるかも知れませんが。
製造段階での乾燥作業が足りなかったり、もともとが割れやすい木材だった場合、どんなに大切に扱っていても割れる楽器は割れてしまうんです。
逆に乱雑に扱っていても、なかなか割れない楽器というのも存在しするようです。
これはもう本当に運ですね。
しかし、上記の対策をすることで割れる可能性を低くする事はできます!!
この情報が皆さんのお役に立てば幸いです🍀